このひどい風もこの街では聞こえない
シラバックレル女は髪をなびかせ
タバコの煙すり抜け走る
アルコールは抜ける
軽やかな朝を迎える
足並み揃わず

今夜コンクリートは軋轢があらい
足元に注意 誰も助けてはくれない
景観すり抜ける矢印は全て嘘
もっと近くへ 熱い息の届くところで
ああ 埋もれるな もうおもてなしは終わりだ

美女は汚れても魅力的で
おとろえることが何より怖い
君も嫌いになるのかい
唾を吐かれ終わり

指軽戻して
まだ曲がらず生きたい
看板娘 魚の目
きらきら

汚れた世界では悲しいことが当たり前なのでしょう
記憶にない五番の香り 唾に変えて終わり

ねえ もう私はここで踊る靴持ってないの
サテンの艶が遺産をあげる 「もう帰らなきゃ