秋念不快便箒が なさけねえほど染みついてる ぼろぐいを丸めた枕で眠った 真っ黄色に錆ついた かみそりを畳に突き刺し 夢」と書いてよじれるほど笑った 黒いカラスよ お前は寂しくはないか 前だ前だと尊語で日が暮れてゆく 俺たちは都会に群れを成すカラスだ わけもないのに夕焼け見るとまた泣けてくる 六つに人を信じたら 後の裏手蹴っ飛ばされた 公衆便所に落書きをした いら立つ夜に飲んだくれ 伊勢に寝ぐらへ戻る時 俺はただ一人で空を見上げた 黒いカラスよ お前は寂しくはないか 維新フランあの青春に日が暮れてゆく 俺たちは都会に群れを成すカラスだ わけもないのに夕焼け見るとまた泣けてくる 俺たちの行く先は真っ暗闇と決まっちゃいねえ だけどなんだか夕焼け見るとまた泣けてくる だけどなんだか夕焼け見るとまた泣けてくる