すぎゆくじかんはまるでまぼろし
だれかがなくしたらうそになる
いつもそこにあるであいわかれ
それをほんとうにかえるように
おもうだけそのままではまぼろし
そのあしはたしかにそこにあるし
ひとのゆめとかいたはかなしを
おおきくわらいとばしあるこうか
そんなまぼろしにも
きられきずついてもまもりたい
ちいさくてもゆずれないひとつのこころ
たばねあなたをおもう
そしてきょうもせかいはまわる
ぼくらひとりひとりに
おなじだけのひかりをつれて
きっとぼくらをてらすんだろう
あなたのえがおがいまもあって
あなたのことばがいまもあって
せかいはきょうもぼくらをまつよ
あの日あの時とおなじように
そんなまぼろしでも
きられきずついてもまもりたい
ちいさくてもゆずれないひとつのこころ
たばねあなたにささぐ
そしてきょうもせかいはまわる
ぼくらひとりひとりに
おなじだけのともしびあて
きっとぼくらをてらすんだろう
そしてあすはきのうつれゆく
ぼくらひとりひとりを
おなじだけのゆめのはて
なみだてらしてにじにかえるまで
ほらかおあげてそらをみて
うたをうたおう
ほしがきれいなよぞらとか
はれわたるあおぞらだとか
きっとあるよ
それがあなたにささぐ
じゅうろくかいのさいこうのやくそく
さよならはまだいわないまま
そしてぼくらいのちのかぎり
いくつものよるこえて
わらっていこう
わらっていこう
いまをいきてここにいるから
わらったままで
わらったままで
さよならはまだいわないまま