ゆびさきにふれたぬくもりも
いまはただついおくにきえて
ねむれないよるはおとずれ
あやまちのよあけにおびえる
いまもきみだけには
わかれのことばはとどけたくはない
じごくのはてに
しにばしょをさがして
けがれたやみをこえてかぜよまえ
ちきれたはなはあかくくちはてるまで
いきはたえ
ただなきくずれた
そのひとみがみらいをえがいた
ふしょくしたつばさをひろげて
ほほえむぼくがいた
けがれたやみにたかくまいあがれ
ちきれたつばさひろげくちはてるまで
ひとのちをうばひてさけるぬばたまのよるにくれないのはな
あめふれどつきはかくれずゆめにぞみつるきみがすがたを
みなもにかえるつきのように
きっとあなたにあえるから
けがれたやみをこえてかぜよまえ
ちきれたはなはあかくさきみだれて
みあげたそらはあおく、やすらかで
さよならいとしいきみよ
なみだはいらない